胎盤は、1個の受精卵からおよそ10ヶ月で約3kgまで細胞を増殖させ、胎児を形成する臓器です。
その過程において、様々な細胞増殖因子やサイトカインを合成し分泌しています。
胎盤の中には、様々な有効成分が含まれており、滋養強壮、美容の面で注目されています。
そのため、西洋では、クレオパトラやマリーアントワネットも好んで使用していたといわれています。
動物界では、お産の後に胎盤を食べるという話を聞いたことがあると思いますが、これは産褥期の体力回復のためと言われています。
このプラセンタの成分を抽出し医学的に開発されたのは昭和30年ごろです。
肝細胞の増殖、創傷治癒の促進により、肝機能障害を改善する薬として、厚生大臣(現厚生労働大臣)の認可のもと、医療現場で使われ、現在に至っています。その使用の過程において、疲労改善、肌のつや、しみ、更年期障害、月経困難症、アトピー性皮膚炎、リウマチなど、多くの副効果があることがわかり、現在では婦人科疾患、美容、アレルギーに対しても使用されてきています。